WinActor(ウィンアクター) 価格・導入費用

現在RPAの市場は急速に拡大していますが、日本国内での導入実績が多いRPA製品として、WinActor(ウィンアクター)があります。その他に国内の導入実績が多いRPAツールとしてはUiPath(イギリス)、BizRobo(日本)等がありますがどの様にRPAツールを選んだらいいか迷われている方も多いかと思います。

RPAにはExcelマクロのように自動記録・再生が可能な WinActor や UiPath 等と処理フローを殆ど手作業で記述していくに近い、RPA(とは言い難い)その他のツールに大別されてきています。

一時期導入が進んだ BizRobo ですが、最近特に WinActor や UiPath に乗り換えたい、と言うご相談が増えてきています。(Webには強いがExcel等のオフィス系ソフトの自動化や基幹システム連携が単独では出来ないためと言われています)

ここでは、国内ベンダーで安心感のある WinActor について、その価格(と投資効果)を中心にご紹介しています。

WinActor (ウィンアクター)の価格

WinActor お勧めのポイント

WinActor の最大の魅力は、そのライセンス価格の安さだと言えるかと思います。BizRobo!を含めた海外パッケージのRPA製品が最小構成で500万円位から始まり、通常の会社で使う規模では1500万円/年程度からと言われています。(大規模向きです)

これと比較すると、WinActorはRPAシナリオを作成・実行できる最低構成で90万円/年ですので、ライセンス価格的にはメリットが大きいと言えます。

ここではBizRobo!も海外パッケージとしている事に違和感がある方も多いかと思いますが、海外パッケージのライセンス販売ですので、ある意味海外パッケージであり価格もそのレベルになっています。(最近価格を下げてきているようではありますが)

 

最小構成ライセンス価格に騙されてはいけない

また、UiPath は最低構成で54万円程度でライセンス購入できますので、RPAシナリオを作成したPCでそのまま実行するのであれば最も安価に導入できるとも言えますが、RPAの場合、シナリオを実行している間は、他のPC操作は一切できなくなってしまいます

従って、最低構成1ライセンスのみで本格的に使う事は基本的にできないと考えたほうが良いかと思います。実際、UiPathのライセンス元も最低500万円程度からだと言っていますので、

最小構成と言うのはお試し程度で本格的にRPAを使って業務効率化しようとすると、それなりのライセンス金額になるようです。

但し、UiPath の場合ライセンス購入数が多い場合(WinActorで言うフル機能版5ライセンス程度以上)になるとディスカウントが入るようで、WinActor のほうが高くなるようです。

各RPA製品のライセンス価格の詳しい内容はこちらでご説明しています。➾

 

WinActor (ウィンアクター)の価格

WinActorのライセンスには基本的に下記の1.~ 3.があり、何れも年間契約となっています。

  1. WinActor :90万8,000円/年(フル機能版)
  2. WinActor : 24万8,000円/年(実行版)
  3. WinDirector : 262万2,000円/年(サーバー型)

但し、上記はWinActorのライセンス価格は? と聞かれた場合に答えるノードロックと言われる買い方の標準単価で、実はWinActorのライセンスの買い方には他にフローティング・ライセンスと言われる買い方があります。そちら多少複雑なので、こちらを参照下さい。

また、RPAと言ってもPCに導入するWinActorであればNTT-AT社が開発し、NTT-データがライセンス保守する契約のソフトコピーですから、どこの代理店から購入しても同じものです。ハード的な品質のバラつきは当然ありませんので、安く簡単にダウンロード購入し、すぐ使えれば良いのだと思います。

 

WinActor のライセンスによる機能の違い

上記の WinActor のライセンスの違いですが、1.のフル機能版が基本になります。RPAシナリオを作成することが出来るのはこのフル機能版になりますので、通常はこのフル機能版を1ライセンスは購入する事になります。

これが WinActor の場合は最低構成で、このフル機能版でシナリオを作成して、そのままそのPCで実行するのであれば、これだけあればOKです。但し、これでは、シナリオを実行している間は新たなRPAシナリオの作成や通常のPCとして使う事も出来なくなってしまいます。

従って、通常は WinActor のシナリオを作成するPCと作成したシナリオを実行するPCを分ける事になります。そしてこのRPAシナリオを実行するPCにインストールするのが2.の実行版ライセンスになります。

また、ある程度RPAシナリオが増えてくると、その実行管理・監視が煩雑化してきますので、各実行PCで動作している WinActor を統括、集中管理するのが 3.の WinDirector (ウィンディレクター)になります。

ここまで来ると、RPAとはどの様なもので、向く業務、向かない業務などが見えてくると思いますので、大規模に全社展開するサーバーを準備してこの WinDirector を導入し、各PCで動作するロボットを統括していくのです。

 

WinActor(ウィンアクター)の導入費用

RPAロボの導入費用も上のリンクでご説明していますが、UiPath 等の海外製パッケージの場合は通常ライセンス価格の5~10倍程度(3,000万円~ )の導入コンサルティング費用がかかっているようです。

 

これに対して、WinActor は業務ユーザー主導で導入を進められるのであれば、通常それ程の費用は発生しません

プロジェクトの範囲(ロボットの数)や進め方にもよりますが、WinActor の実行ライセンス価格 (20万円/年・本)の5~10倍程度のコンサルティング費用を見ておけば十分かと思います。

 

RPAの場合、特殊なプログラム開発が必要ないため、業務ユーザーが自分の業務を自動化するロボットを自分で作成することも可能ですので、先ずは業務ユーザーが主導して現状の業務で苦労しているPC雑務を自動化し、RPAの効果を実感するのが良いかと思います。

 

そして、RPAツールがどの様なものであるか理解できて、その効果を実感出来たら本格的に全社展開して導入効果を最大化する全社最適化を考える事になりますので、

やはりRPAロボの作成にはそれなりのコツや注意点、慣れが必要ですので、ある程度効果を実感した後の全社展開を見据えて、最初からプロジェクト体制を組んで進められる事をお勧めします

 

WinActor(ウィンアクター)の導入効果

RPAの導入効果としては当然、普段手作業で実施しているWindowsパソコンでの業務を自動化・効率化できる点ですが、その他にも様々な定性・定量効果が期待出来ますので、その辺りはこちらにご説明しています。 ➾

業務効率化以外のRPA定性効果

 

WinActor の導入効果に関しても、RPAツールで出来る事がほぼ同じなわけですから、結局は出せる効果も同じで導入の仕方、ロボットの作成の仕方に依存していると言えます。

 

但し、RPAロボをどの様な範囲で、どう分割して作成するのか、RPAロボをどう標準部品・モジュール化していけば良いのか、どの様に業務を見直す必要があるのか等、ポイント・コツがやはりありますので、最初の導入はRPAのパートナー・ベンダーに依頼されるのが良いかと思います。

 

 

RPA導入を予算化する段階では、一般的にRPA導入による業務効率化効果70 ~ 80%程度を見込んでおけば大丈夫かと思います。

また、業務部門毎に具体的な導入事例や、どの程度の導入・効率化効果を実際に出せているのかなどはこちらでご紹介していますので、是非ご参考にして下さい。 ➾

 

WinActor(ウィンアクター)の弱み・使えない点

ここでは、特に大規模システム開発として導入する他のRPA製品(特にサーバー型)と比べて WinActor が弱みと思われる点もお伝えしておこうと思います。また、もっと一般的にRPAツールを使っていく上でのデメリットやリスクに関してはこちらでご紹介していますので、ご参照ください。

RPAロボの集中管理

日本で1から開発された WinActor の弱点はRPAロボットが増えてきた時に、その集中管理が煩雑になり、無管理、統制が効かない状態になってしまうのではないか、と言う事が従来から言われていた点でした。

その弱点に対して上でもご紹介しました、多数の WinActor ロボを中央サーバーで集中管理する管理ロボの WinDirector が投入されています。

これによって、この弱点は解消していると言えます。

 

導入パートナー

WinActor の最大の問題・弱点はこれではないかと思われます。海外製のRPAパッケージに比べて価格が安く、よって導入コンサルティングフィーも高く取りにくいため、大手のコンサルティング会社、SIは取り扱いを避ける傾向にあります。

 

下のデザイン面にも関係してきますが、やはり見た目、デザインは海外製のほうがかっこよく、高そうに見えるため高単価を取り易いのです。

ナショナルブランド品とPB商品の違いや、同じ商品を銀座三越で購入するのと、地元の商店で購入する違いに似ています。

あくまで機能はほぼ同じなので、当然導入効果が変わってくるとは思えませんし、現在のようにRPAを扱えるエンジニアが希少な状況では、大手でもそう多くのRPAエンジニアを抱えているわけでもなく、外部の協力会社に頼っている状況です。

余程のブランド指向の会社でなければ、費用対効果の視点では遥かに WinActor のほうが良いと言えるかと思います。

 

デザイン

美的センスの問題ですので一概には言えませんが、アプリケーションとしてのデザイン・見た目はやはり海外製のRPAパッケージのほうが優れています

これで導入効果が変わる訳ではないですが、デザインや見やすさに関しては、改善の余地があるとは感じます。

 

WinActor(ウィンアクター)の強み

自動記録が出来る

Excelマクロ(VBA)の様に人のPC操作を自動で記録し、再生できるRPAは WinActor と UiPath ですので強みと言えるかと思います。実際には自動記録した主要処理を繰返しにしたり、終了条件を入れたりと自動記録されたフローを手作業で修正する必要はありますが、何もなく1から手作業でフローを記述するよりは遥かに楽なことは確かです。

従って、現段階でのRPAソフトの選択としてはUiPathかWinActorになるのだと思います。従来の大規模システム開発プロジェクトのイメージで導入するのであればUiPathを選択し、もう少し小規模に効果が出そうな業務から順次自動化するアプローチを採るのであればWinActorを選択するこのになりそうです。

日本語でのサポート体制

逆に、WinActor が他のRPA製品と比べて優れている点として日本語でのサポート体制やドキュメント類がしっかりしている点でしょう。

海外製のパッケージソフトによくあるのが、製品としてはよく出来ていて使い勝手も良いのですが、導入プロジェクトの最中や、運用移行後のサポートが悪く、問い合わせても数週間も何も回答が得られない事がよくあります。

海外製パッケージ故に日本にエンジニアが少なく、必要な時に要員を調達出来なかったり、やっと探せても希少性のためかなり単価が高かったりする点も問題になります。

その点、WinActor は少なくとも日本で開発されたパッケージですので、安心感があります

 

価格

RPAソフトのライセンス価格が安いのは WinActor の大きなメリットと言えるかと思います。何処の代理店から購入しても同じソフトコピーなので、安くダウンロード購入する手もあります。

また、WinActorは1本、2本であれば手軽に安くて良いが、本数が多くなるとUiPathやBizRoboなどに比べてライセンス価格が割高だと従来から言われています。その様な声に対応し、WinActorライセンスのボリュームディスカウントも行っております。こちらからお問い合わせください。

同じRPAロボの導入・効率化効果を出せても、その導入費用が高く、高額なライセンス費用が毎年発生し続けるのでは、ROIとしては相対的に低くなってしまいます

RPAはROIを考慮した導入が重要

その他、詳しい WinActor をお勧めしているポイントをこちらで分かり易くご紹介しています。

 

 

 

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