RPAの導入が進み、その限界や向く業務、向かない業務がある程度見えてきた方々から聞こえてくるのが、「複雑な業務ルールの判断」はRPAに向かない、実装すべくいではない、という点です。弊社では、この業務ルールの判断を受け持つロボットをご提案させて頂いております。
RPAは業務ルールの判断が苦手
RPAは元々プログラムを記述する代わりに業務フローを記述することで業務の流れを自動化するツールです。従って、その記述も丁度プログラムを書くような流れになっているため、複雑な業務判断を記述しようとしても、右の図のように順々に条件を記述していくことないなります。
プログラムを記述する場合はこれでいい(仕方ない)のかも知れません。あらゆる条件の場合を想定して結果がどうなるのか、この部分のロジックを深く考えながらプログラムを記述することになります。(プログラムの場合もロジックの抜け漏れ ≒ バグが多く発生しますが・・・)
しかし、業務ユーザーが右図の様な逐次判断ロジックを追って、あらゆる条件の場合を想定して組むことはほぼ不可能と言えます。
ルール判断ロボットが複雑な業務ルールの判断を担う
業務ルールの部分だけを切り出して、一覧表で可視化されますので、どの条件(の組合せ)の時にどのような判断結果になるのかが一目瞭然となります。
判断ルールの作成も表形式で簡単。
ルールの名称や判断基準も日本語で分かり易く、後々のルール変更の場合にも誰でも理解できる記述です。
プログラムやフローに条件を記述していくのではなく、この分かり易さが重要になります。
- 作成した業務ルールの条件に思わぬ抜け漏れの条件はないと言えますか?
- 複数の結果に合致してしまう条件の組合せがないと言えますか?
RPAと業務ルール判断ロボの組合せがベスト
やはり、全てをRPAに実装するのではなく、RPAが不得意な業務ルールの判断機能は専用のルール判断ロボットに任せる組合せがベストです。