プロジェクトとは
The Project Management Institute’s (PMI)*では以下のようにプロジェクトを定義しています。
プロジェクトとは、独自の成果物やサービスを生み出すために行われる、ある一定期間の取り組み。 明確な開始時期と終了時期があり、創出する成果物やサービスが他と異なり、基本的な点で唯一無二であるといえる。
つまりプロジェクトとは、新たなビジネスやサービスを創造する為の活動と言え、次の様な特徴と持った一時的な組織のことを指します。
- ある目的を実現するために、一時的に編成された組織
- 目標に対し方向性が揃った組織
- 全く新しい組織を一から構築し、部門単位では困難な業務を遂行する
- 通常の業務では成し得ないテーマを実現する
- プロジェクトは手段であり、目的はプロジェクト終了後に現れる成果
プロジェクトマネージメントとは
それでは、プロジェクトを管理する(プロジェクト・マネージメント)とは何で、どの様な活動要素(スキル)が求められるのでしょうか? PMIではプロジェクト管理を次のよに定義しています。
上記のプロジェクトマネージメントの定義を見て、何処かで似たような定義を見たことがあると感じられた方も多いかと思います。プロジェクト管理とは一時的とはいえ、正に「組織管理」そのものなのです。
そして、組織管理に求められるのは、これらの3要素でありプロジェクトマネージャはこれらの3要素に常に注意を払って必要があります。
- プロジェクトの成功要因は? 手段と目的は明確に区別されているか?
- プロジェクト関係者のモチベーションは高いか? 困難な状況を打破していくだけの推進力は保てるか?
- 共通目的はプロジェクト関係者すべてに伝わっているか? 進捗・課題などプロジェクト重要事項はスムーズにコミュニケーションされ、問題は解決されているか?
弊社のアプローチ
弊社では、下図のプロジェクト・マネージメント・ライフサイクルでのプロジェクト管理を行っております。
そして、プロジェクト管理のライフサイクルは下記の4つのプロセスで成り立ちます。
プロジェクト管理に要求されるスキル
それでは、正に組織管理であるプロジェクト・マネージメントに求められるスキル・経験とはどのようなものでしょうか? それは、一般的に次の様な要素スキル、経験であると言われています。
- 大局的視点(Big Pictureを描くことが出来る)
- 高度なコミュニケーションスキル(説得力、交渉力等)ドキュメンテーションスキル・プレゼンテーションスキルおよび決断力
- 精神的・肉体的タフネス(ビジネスに対する執着、成功への意欲等)
- プロジェクト関わる業界・業務・IT等の知識と経験
- プロジェクトマネジメントの体系とツールの理解
1.~3.は経験値が重要となり、4.、5.はトレーニングでまかなう事もできるものです。弊社では長年のコンサルティングプロジェクトの経験に基づく上記1、2、3のスキル経験をサービスとしてご提供させて頂きております。
プロジェクト管理ドキュメント
通常、弊社の方法論に基づく下図のようなプロジェクト管理ドキュメント体系にてプロジェクト管理を進めさせて頂いております。但し、クライアント様社内でのドキュメント体系がある場合は、そちらに沿ってプロジェクト管理を実施することも可能となっております。
チェンジマネージメント
プロジェクトが共通の明確な目標・目的を持った一時的な組織である以上、何らかの変革(戦略の基づく組織や業務プロセス)を伴うことが通常です。この変革には一部に痛みを伴うのが常であり、進めていくにはプロジェクト管理とは別のスキル・経験を必要とします。
弊社では、この変革管理(チェンジマネージメント)に関してもご支援させて頂いております。